四国・高松港からは、関西や小豆島へ向かう便利なフェリーが発着しています。
今回は、そんな高松港からの2つの旅のエピソードを振り返ってみます。
高松港から広がる航路

高松港からは瀬戸内海を行き交う様々なフェリーが運行しているね。
| 航路 | 航路時間 |
| 高松港-神戸新港 | 4~5時間 |
| 高松港ー小豆島(土庄港・池田港) | 約1時間 |
| 高松港-直島(宮浦港) | 約1時間 |
| 高松港-豊島(家浦港・唐櫃港) | 約1時間 |
| 高松港ー女木島・男木島 | 20~40分 |

Kimさんが乗船された航路は新神戸港行きと小豆島行きの2つです。
甲子園観戦の“猛者”が同行!
1つ目の旅の目的は甲子園観戦。
その日は高松港発の深夜便で甲子園へ向かいました。
| 旅の目的 | 弾丸フェリー。甲子園観戦。 |
| 乗船日 | 2017年3月19日 |
| 乗船者 | 2名(Kimさんと同僚) Kimさん28歳 |
| 航路 | 高松港→神戸新港 |
待合室から見える外は真っ暗で、
最低限の灯りしか着いていない廊下には、丸椅子が数脚並んだけでした。
同僚といっしょに乗船を待つ非日常感は何度味わってもワクワクします。

私自身フェリー乗船は不慣れでしたが、、同僚は毎年1大会に数回は参加する甲子園観戦の猛者。
すべて手慣れた様子で乗船手続きを完遂してくれました。


高松からフェリーで甲子園を見に行くには深夜便に乗るのがベストなんだね。
忘れられない酒盛りとアスパラガス。
ジャンボフェリーに乗船後、少し肌寒さを感じる甲板に出て、港の景色を見届けてから船内へ戻りました。

船の売店は深夜便ということもあり閉まっていたが、事前にコンビニで購入していた軽食やお菓子があったため良かったです。
雑魚寝スペースでは仮眠を取ろうとしましたが、床が固く眠れず、神戸では体がバキバキに。
枕代わりのバッグでは足りず、簡単な寝具を準備する必要性を感じました。
行きの船内では、高松商業高校の保護者の方と酒盛りし、自宅で育てたアスパラガスを頂き大爆笑。

「アスパラガス持って甲子園行く?」という言葉が忘れられない出来事です。

たったの1時間。いい風の吹く小豆島旅行。
神戸港フェリーに乗って数カ月後、小豆島フェリーに乗船しました。
| 旅の目的 | 小豆島日帰り観光 |
| 乗船日 | 2017年8月14日 |
| 乗船者 | 4名と車両1台 Kimさん28歳 |
| 航路 | 高松港→小豆島(土庄港) |
到着は余裕を持って1時間ほど前。車両を一台積み込む予定だったため少し早めに港へ行きました。
手続きを終えると出航までたっぷり時間があり、港周辺で写真を撮りながら過ごしましたが、それもまた旅の一部のように感じられました。

出航後はほとんどの時間を甲板で過ごし、真夏の快晴の下、潮風に吹かれながら海を眺めるのは格別でした。
船尾に目をやると、スクリューが力強く回る様子が間近に見え、その迫力に思わず息を呑むほど。感動すると同時に、もし巻き込まれたら…と一瞬ゾッとしてしまいました。
ただし当時は便数が限られており、夜の便も早めに終わってしまうため、島内観光に十分な時間を取れなかったのは少し心残り。
Kimさんに聞いてみた!

船旅で印象的な出来事はありましたか?

神戸行きフェリーで、偶然居合わせた方との酒盛りは忘れられません。

それから、ジャンボフェリーの歌ですね。

乗船中のスマホの電波状況はどうでしたか?

神戸行きも小豆島行きも問題なく使用できました。
ジャンボフェリーにはコンセントもあり充電もできます。

船旅中に大変だったことはありましたか?

小豆島行きフェリーでの車両乗入れが初めてだったので不安でした。

船ならではの良さは何でしたか?

ジャンボフェリーの場合は価格が安く乗り換えが必要ないこと。
小豆島フェリーにも言えることですが、船内や甲板で景色を楽しめて、飛行機や新幹線とは違い外の空気に触れられることです。
一つのアトラクションのようにも思えます。

逆に船ならではの不便さはありましたか?

当時は小豆島フェリーの本数が多いとは言えず、夜の便も早く終わってしまうことでゆっくり観光ができなかったです。

次はどんな場所に行ってみたいですか?

猫に会うために多度津港から佐栁島へ。
それから海の大鳥居を見に宮島行きのフェリーに乗ってみたいです。

これから船旅を検討している方へ、ひとことお願いします。

非日常を味わいたいなら断然船旅をおすすめします!
天候のチェックも欠かさないでください!
海のアクセスがいい高松港。島渡人の所感。
今回はKimさんの高松港からの船旅を振り返りました。
甲子園観戦に向かう深夜便では、偶然出会った人たちと酒盛りを楽しみ、アスパラガスを持たされそうになるエピソードを読んでいる私まで船内の雰囲気を想像して笑ってしまいました。
真夏の小豆島行きでの潮風に吹かれながら甲板で過ごす船旅はとても気持ちよさそうですね。
フェリーはただの移動手段ではなく、そこに乗り合わせた人との交流や、海の風景を肌で感じることで、旅そのものを豊かにしてくれる存在です。
便数の少なさや雑魚寝の辛さといった不便さもありますが、それを含めて「非日常」を楽しめるのが船旅の魅力だと感じました。

これから高松港を利用する方にとって、少しでも参考になり、次の旅のきっかけになれば嬉しいです。

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