フェリーで行ける離島の魅力|本州から気軽に行ける島旅ガイド
飛行機でひとっ飛びもいいけれど、フェリーに揺られて海を渡る時間には独特のゆったり感があります。
本州から数時間でたどり着ける離島には、それぞれにしかない風景や文化、食べ物がある。
週末でもふらっと非日常を味わえるのがうれしいところです。
伊豆大島(東京発)
「東京から一晩で火山の島に行ける」──そんな特別感。
竹芝桟橋を夜に出発し、翌朝には伊豆大島に到着。
三原山(みはらやま)の火口ハイキングは圧倒的な迫力で、温泉から眺める海は格別です。
島寿司やサザエなどのグルメも忘れずに。
近くて遠い、非日常を感じられる島旅です。
佐渡島(新潟発)
「日本最大の離島」だからこそ味わえるスケール感。
新潟港から2時間半。広大な佐渡島には、歴史も文化も自然もぎゅっと詰まっています。
佐渡金山の坑道を歩けば往時の空気に触れ、能舞台では古来から続く芸能を体感。
ブリやカニ、名物のブリカツ丼など食の豊かさも健在です。
透明度の高い海で遊ぶ夏もおすすめ。訪れるたびに新しい顔を見せてくれる島です。
隠岐諸島(島根・鳥取発)
島の人々に息づく「牛突き」や神楽が旅人を迎えてくれる。
七類港や境港からフェリーで3時間足らず。
摩天崖(まてんがい)に立つと、断崖と青い海の迫力に心が揺さぶられます。
自然の景観に圧倒されるだけでなく、伝統文化を間近に感じられるのも隠岐ならでは。
小さな島に凝縮された濃い体験が待っています。
壱岐・対馬(福岡・長崎発)
「国境の島」で触れる、歴史と食のコントラスト。
博多港から壱岐までは2時間半、さらに5時間で対馬へ。
玄界灘(げんかいなだ)の魚は脂がのっていて、ウニや壱岐牛など絶品グルメも豊富です。
壱岐では古代遺跡や神社をめぐり、対馬では韓国に近い土地柄を色濃く感じられる。
夏はビーチで遊び、夜は地元の味を堪能──観光とリゾートが同時に叶うのが魅力です。
まとめ
伊豆大島、佐渡、隠岐、壱岐・対馬。
フェリーで渡れるこれらの島は、距離以上に雰囲気の違いを感じさせる特別な場所です。
火山の景観、歴史遺産、伝統文化、そして食の豊かさ。
海を渡るその瞬間から、旅の物語は始まっています。
次の休みはぜひ、船に揺られて“島時間”を過ごしてみてください。
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