フェリーで親子自由研究!暇つぶししながら学べる体験アイデア
フェリーは飛行機に比べて移動時間が長いですが、その分ゆっくり景色を楽しめたり、料金が抑えられたりします。
でも子どもと一緒だと「退屈しないかな?」と心配になることもありますよね。
そこでおすすめなのが、ちょっとした実験や観察を“暇つぶし研究”に変えてしまうこと。
身近な道具や観察の目を使うだけで、夏休みの自由研究にも旅の思い出にもなります。
ここでは、フェリーで親子一緒に楽しめるアイデアを紹介します。
コンパスで航路を追ってみる
フェリーは飛行機よりもゆっくり進みます。
そこで「コンパスで進む方角を記録したら、自分で航路が描けるんじゃない?」と思いつきました。
地図に線を引いて予想航路を作り、あとから実際の航路データと比べると意外と当たっていて、家族で盛り上がれます。
電波がいつ切れるか実験
海に出たらスマホの電波ってどこまで届くのか気になりませんか?
出港してから「まだつながる?」と試しながら進んでいくと、圏外になる瞬間がちょっとしたイベントに。
キャリアごとに違いを比べてみるとさらに面白くなります。
船内で一番静かな場所を探す
エンジン音が響くフェリー。でも場所によっては驚くほど静かなところもあります。
スマホのアプリで音を測りながら歩いてみて、「ここが一番静かだった!」とランキングを作ると宝探しみたいに楽しめます。
海鳥や魚を観察する
デッキに出ると、カモメやウミネコが船と一緒に飛んでいたり、沖合では魚やイルカに出会えることもあります。
ノートに書き残して「今日は何種類見られたかな?」と家族で比べてみると、自然観察が旅の一部に変わります。
みんなの過ごし方をウォッチング
「ほかのお客さんはどう過ごしてるんだろう?」と観察してみると、本を読む人、寝ている人、ゲームをする人などいろいろ。
出発直後、夜、朝と時間帯によって雰囲気が変わるのも面白い発見です。
船のレストランや売店を研究する
長時間の船旅では、レストランや売店も小さなテーマパークのように感じられます。
どんなメニューがあるのか、値段はどう違うのかを観察すると「食の自由研究」になります。
おすすめメニューを家族で投票してランキングを作るのも楽しいですよ。
船内の温度や場所の違いを比べる
客室、デッキ、レストランなど、場所ごとに温度や湿度を比べてみるのも面白いです。
デッキは風が強くて寒いけど、レストランは暖かい。そんな体感を数字で残して「船内気候マップ」を作ると、ちょっと科学者気分になれます。
船上で迎える朝日や夕日(長距離フェリー限定)
これは短距離では体験できません。
数日かけて移動する日本一周や北海道航路など、船に泊まる旅だからこそ味わえる特別な瞬間です。
海の真ん中で迎える朝日や夕日は、忘れられない家族の思い出になります。
海の色って変わる?
港の水は少し濁って見えるのに、沖に出ると深い青に変わります。
同じ海でも天気や場所でこんなに違うのかと驚かされます。
写真を並べて比べると、立派な「海の色研究ノート」が完成します。
船の速さと風の強さ
デッキに出ると強い風に吹かれます。
「これは船のスピードも関係あるんじゃ?」と気づいて天気アプリの風速と比べてみると、体感風速の不思議さに納得。
笑いながら風に吹かれるその時間も、研究の一部になります。
船内スタンプラリーをつくって遊ぶ
子どもって探検ごっこが大好き。
紙に「売店」「レストラン」「展望デッキ」「ゲームコーナー」など場所を書いて、見つけたら丸をつけるだけでオリジナルのスタンプラリーが完成します。
「どっちが先に全部見つけるか!」と家族で競争にすると、移動時間があっという間に楽しい冒険に変わります。
船内ビンゴで盛り上がろう
「カモメ」「船員さん」「自販機」「ライフジャケットマーク」など、船内やデッキで見つけられそうなものをマスに書いてビンゴを作ります。
見つけたらチェックして、揃ったらちょっとしたご褒美を。
大人には何気ない景色も、子どもにとっては宝探しのような体験になります。
おわりに
フェリーの旅は、ただの移動ではなく小さな冒険の舞台でもあります。
コンパスで航路を追ったり、海の色を比べたり、売店のメニューを研究したり。どれも大げさな準備はいりませんが、やってみると意外と盛り上がります。
AIや本で調べればすぐに答えはわかることでも、実際に自分の目で確かめて家族と共有するからこそ心に残る。
長い船旅を、学びと遊びが同時にできる特別な時間に変えてみてください。
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