デジタルデトックス体験|スマホ圏外で過ごす贅沢な時間

コラム

デジタルデトックス体験|スマホ圏外で過ごす贅沢な時間

キャンプに行ったことがある人なら、きっとわかるはずです。
スマホを置き、焚き火の周りに集まると、普段は出てこない話題で会話が弾む。
火を囲んでいるうちに、もっと話したくなり、火を消すのがもったいなくなる瞬間さえある。
ときには言葉を交わさず、ただ炎を見つめる沈黙が心地よく感じられるのです。

キャンプはまさに、デジタルデトックスの代表例でしょう。


圏外が生み出す「強制的な自由」

同じように、夜風を浴びながら光の少ない海の上で、ただぼんやりと過ごす時間も悪くありません。
フェリーの甲板に立ち、真っ暗な海と空を眺めていると、不思議と頭が空っぽになっていく。
しかも海の上はキャンプ以上に電波が届かないことが多く、強制的にスマホを手放せる環境でもあります。


Wi-Fiがあっても、あえて使わない

最近のフェリーには船内Wi-Fiが備わっている場合もあります。
もちろん便利ですが、速度が遅かったり、接続が安定しなかったりと完璧ではありません。
むしろその「中途半端な便利さ」が、かえってデジタルデトックスの味方になるのです。

つながりそうでつながらない。だからこそ「いっそ使わない」と決められる。

通知を気にせず、海風を浴びながら過ごす。
その選択が、旅の時間をより濃くしてくれます。


デジタルから離れて見えてくるもの

圏外や接続不安定という状況に置かれると、耳に飛び込んでくるのは自然の音ばかり。
波のリズム、風の音、星の瞬き。
本を読んだり、誰かと顔を合わせて話したり、あるいはただ黙って空を見上げたり。
「ながら」ではなく「いま」に集中する時間が、心をリセットしてくれるのです。


都会から数時間で行ける非日常

このデジタルデトックス体験は、わざわざ遠方まで行かなくても手に入ります。
東京から伊豆大島へ、新潟から佐渡島へ──フェリーで数時間の場所に、電波の届かない「もうひとつの日常」が広がっています。
日常からほんの少し離れるだけで、旅の濃度はぐっと増すのです。


まとめ

キャンプでの焚き火も、フェリーでの海風も。
どちらも私たちに「つながらない贅沢」を思い出させてくれる時間です。

スマホを置き、あえてWi-Fiにも接続せず、自然に身を委ねてみる。
その不便さこそが、いま一番の自由なのかもしれません。

次の休みは、圏外や不安定な電波を逆手にとって、デジタルデトックスを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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